高齢・障害・求職者雇用支援機構|障害者雇用事例リファレンスサービス
まるほ食品株式会社 徳島工場
〈助成金等の活用〉
・職場適応訓練 ・トライアル雇用 ・職場実習・見学促進事業
・ジョブコーチ支援事業 ・特定求職者雇用開発助成金 ・障害者介助等助成金
〈職場配置〉
当社では、障害者雇用の一番のポイントは職場配置であると考えており、その人の障害ではなく、これまでの経験や取り組み方を参考に現場実習を行い、本人の適性や能力を活かせる職場配置を決めている。
また、馴染みやすい環境を作るために、近隣地域の方やグループホームで仲が良いなど、その人に合った条件でペアやトリオといった関係を職場内で作れるよう、職場配置に考慮しており、この関係が、病気になった、何か不安を抱えているなどといった時に支えてくれる予防線となっている。
<社員教育>
職員教育に、企業内の管理者教育の方式のひとつであるTWI方式(企業内訓練教育)を取り入れており、仕事の知識の習得→現場での実践→実践の評価を繰り返すといったOFF-JTとOJTを通し社員の能力向上に努め、障害を持つ人の教育にも活かしている。
〈作業内容〉
『鶏掛け・かご洗浄』
2週間の通知書を書き込む方法
『カゴ洗浄・配布』
『鶏の尾切り』 『鶏の足掛け』
ここで、iは、CNAの仕事についてより調整でき
〈取り組み事例〉
【事例1】(N.Hさん)
どのように履歴書に参照を記述しない
トライアル雇用とジョブコーチ支援を活用し就職する。本人の特徴を活かせるように、本人のこれまでの職歴・性格などを元に考え、反復動作だけでなく、少しコツをつかむことが必要である職場を提案し実習をした。「少しのコツ」が必要という少し高いが到達できる目標を掲げることで、本人のやる気を引き出し、仕事に誇りを持って取り組むことができた。また、外国人の多い職場で意思疎通も難しい現場であり、これまで人間関係で仕事を辞めてきた経緯があったので、コミュニケーションについて課題があったが、ジョブコーチによる精神面への支援とともに、本人の自宅がある地域と同じ地域の上司をつけ、地域の話題などから上司との関係を形成し、そこから周囲の外国人の方とも関係を築けた。職場内の人間関係上の 問題があれば、上司が対応している。生活面に関しても、職場で何かあった場合には、就業・生活支援センター、相談支援事業者に連絡をとり、関係機関と連携しながら対応し、雇用の継続ができている。
【事例2】(Oさん)
職場適応訓練を1年間利用後、トライアル雇用を利用し雇用する。本人の仕事に対する真面目な姿勢を評価し、冷凍製品の検品・発送準備業務に配置する。真面目に一つ一つを丁寧に検品し、障害のない人が見つけられなかった異物を発見することが多く、Oさんが業務に従事してからクレームがなくなり、本人の能力と事業所の利点が合致する好結果を生み出した。しかし反面、気が短い性格と職場内に外国人の同僚が多いことなどが相まって、コミュニケーションの行き違いから口論になることが多くなり、「もう仕事を辞めたい」と、何度か無断欠勤を繰り返した。そこで、ジョブコーチの支援を活用し、休み時間を利用して本人の精神面のフォローを行った。また、グループホームでの規制が疎ましくなり退所を望み、生活面で� ��問題を抱えだした。当社としては、『仕事さえしてくれれば良いわけではなく、生活があっての仕事であり、生活と仕事を一体的に支えていく必要がある』と考えている。関係機関の協力をいただき、仕事の継続と一人暮らしができるように、終業後の時間を使って会議や相談を行った。その結果、一人暮らしを始めることになり、仕事・生活に問わず問題が生ずれば、対応できる支援体制を整えた。しかし、他県で生活する家族の同居の意向や外国人同僚とのコミュニケーションの行き違いなどが重なり、何度も環境を整えるよう各機関と調整を行ったが、本人は退職してしまった。
〈関係機関との連携〉
(1) ハローワーク
定着指導・職場適応訓練生に対する指導・助成金申請手続き等で担当官・相談員と常時連携をしている。
(2) 障害者職業センター
職場実習や職場適応について、カウンセラージョブコーチ等と連絡を密にしている。
(3) 障害者就業・生活支援センター及び相談支援事業者
職場・生活を通し、問題や課題がある時には連絡をとり関係機関・家庭の調整を図っている。また、今後障害を持っている人の社員教育に関しても連携し行っていく。
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